和歌山県で人気の観光スポットを、県の公式統計·口コミ·地元メディアの視点をもとにTOP20で紹介します。
和歌山県には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる高野山や熊野三山、パンダで知られるアドベンチャーワールド、白浜温泉など、全国的に有名な観光地がそろっています。
ただし、和歌山県は南北に長い県です。北の和歌山市から南の那智勝浦·串本までは車で3時間前後かかります。「どこが人気か」だけでなく「どのエリアを、何泊で回るか」まで考えると、旅の計画がぐっと立てやすくなります。
そこでこの記事では、
- 和歌山県で本当に人が集まっている観光地はどこか(公式データ)
- 定番スポットそれぞれの見どころ·料金·所要時間·アクセス
- エリア別·目的別·季節別のおすすめ
- 高野山麓の伊都郡で地元メディアが推す穴場
- 日帰り~2泊3日のモデルコース
まで、まとめて解説します。
※この記事の情報は2026年10月時点のものです。料金·営業時間·休業日は変わる場合があります。お出かけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
このランキングの選び方
このランキングは、人気度を次の4つの指標で確かめたうえで、編集部が順位を付けています。
| 指標 | 内容 | 何がわかるか |
| ①公式の観光客数 | 和歌山県「観光客動態調査」(令和7年)の観光地別·市町村別の数字 | 実際に人が訪れているエリア |
| ②外国人宿泊者数 | 同調査の市町村別外国人宿泊者数 | 海外からも選ばれているか |
| ③口コミ評価 | じゃらんnetなど主要旅行サイトの評価と口コミの傾向 | 訪れた人の満足度 |
| ④検索されているか | 旅行ガイドの人気ランキングや検索動向 | これから行きたい人の関心 |
県の統計は「白浜温泉·椿温泉」のようにエリア単位で集計されています。そのため、エリアの人気は①②で、個々のスポットの順位は③④に、伊都郡を拠点とする地元メディアとしての視点を加えて判断しています。
また、ひとつの寺社や街並みが「ここだけで半日過ごせる」場合は、そのエリアをまとめて1つの順位にしています(例:高野山、那智山)。
和歌山県の観光スポットランキングTOP20早見表
1位は世界遺産の「高野山」、2位は「アドベンチャーワールド」、3位は「那智の滝·熊野那智大社」です。料金は大人1名あたりの目安です。
| 順位 | スポット | エリア | ジャンル | 料金の目安 | こんな人に |
| 1 | 高野山(奥之院·壇上伽藍·金剛峯寺) | 伊都郡高野町 | 世界遺産·寺社 | 奥之院無料/金剛峯寺1,000円 | 歴史·宿坊·インバウンド |
| 2 | アドベンチャーワールド | 白浜町 | テーマパーク | 大人5,300円 | 子連れ·動物好き |
| 3 | 那智の滝·熊野那智大社·青岸渡寺 | 那智勝浦町 | 世界遺産·絶景 | 参拝無料/お滝拝所300円 | パワースポット·写真 |
| 4 | 熊野本宮大社·大斎原 | 田辺市本宮町 | 世界遺産·寺社 | 無料 | 熊野詣で·古道歩き |
| 5 | 白良浜·白浜温泉 | 白浜町 | ビーチ·温泉 | 無料(海水浴は夏季) | 家族·カップル |
| 6 | 三段壁 | 白浜町 | 絶景·洞窟 | 洞窟1,500円 | 絶景·雨の日も |
| 7 | 和歌山城 | 和歌山市 | 城·歴史 | 天守閣410円 | 歴史·桜·日帰り |
| 8 | 熊野古道 中辺路 | 田辺市 | 世界遺産·ハイキング | 無料 | 歩く旅·海外ゲスト |
| 9 | 橋杭岩 | 串本町 | 絶景·天然記念物 | 無料 | 朝日·写真 |
| 10 | 友ヶ島 | 和歌山市 | 離島·砲台跡 | 船往復2,500円 | 探検·写真 |
| 11 | 円月島 | 白浜町 | 絶景·夕日 | 無料 | 夕景·カップル |
| 12 | 黒潮市場(和歌山マリーナシティ) | 和歌山市 | グルメ·市場 | 入場無料 | マグロ·グルメ |
| 13 | 潮岬(本州最南端) | 串本町 | 絶景·岬 | 灯台300円 | ドライブ |
| 14 | 紀三井寺 | 和歌山市 | 寺·桜 | 徒歩参拝は無料 | 桜·眉望 |
| 15 | 熊野速玉大社 | 新宮市 | 世界遺産·寺社 | 無料 | 熊野三山めぐり |
| 16 | 湯の峰温泉 つぼ湯 | 田辺市本宮町 | 温泉·世界遺産 | 800円 | 温泉好き |
| 17 | 丹生都比売神社 | 伊都郡かつらぎ町 | 世界遺産·神社 | 無料 | 静かな参拝·穴場 |
| 18 | たまステーション貴志駅 | 紀の川市 | 鉄道·猫駅長 | 運賃のみ | 猫好き·子連れ |
| 19 | 龍神温泉 | 田辺市龍神村 | 温泉 | 元湯800円 | 美肌の湯·紅葉 |
| 20 | 白崎海洋公園 | 由良町 | 絶景·海 | 入園無料 | 絶景ドライブ |
公式データで見る和歌山の人気エリア
和歌山県には令和7年(2025年)に約3,393万人の観光客が訪れ、前年より3.7%増えました。日帰りが約2,846万人、宿泊が約547万人です。

出典:和歌山県「令和7年 観光客動態調査報告書」の主要観光地から抜粋
エリア別では、和歌山城や和歌浦のある和歌山市周辺が突出しています。その後に白浜·串本·熊野など南紀の観光地が続き、高野山は約146万人です。
市町村別に見ると、上位は和歌山市(約652万人)、田辺市(約338万人)、白浜町(約326万人)です。伊都郡では高野町が約146万人(6位)、かつらぎ町が約143万人(7位)と、ともに上位に入っています。
外国人の延べ宿泊者数は約71万人で、前年の過去最多からさらに約40%増えました。市町村別では白浜町(約14.8万人)、和歌山市(約14.4万人)、高野町(約11.8万人)の順です。宿坊のある高野山は、海外からの旅行者にも強い人気を集めています。
和歌山県の観光スポットランキング1~10位
1位高野山(奥之院·壇上伽藍·金剛峯寺)|伊都郡高野町

約1,200年前に弘法大師空海が開いた真言密教の聖地です。標高約800mの山上に寺院が立ち並び、町全体がひとつの寺のような場所です。令和7年の観光客は約146万人。外国人の延べ宿泊者数は約11.8万人で、白浜町·和歌山市に次ぐ県内3位です。
- 見どころ:弘法大師御廟へ続く奥之院の参道、朱色の根本大塔がそびえる壇上伽藍、総本山金剛峯寺。宿坊に泊まれば朝の勤行や精進料理も体験できます。
- おすすめの人:歴史・仏教文化に興味がある人、宿坊体験をしたい人、海外からのゲストを案内する人
- 口コミの傾向:「奥之院の杉並木が厳か」「半日では足りない」という声が多く、宿坊泊を勧める投稿が目立ちます。一方で、夏でも朝晩は冷える、秋の紅葉シーズンは道路や駐車場が混む、という声もあります。
- 拝観料:金剛峯寺1,000円、根本大塔500円、金堂500円(8:30~17:00)。金剛峯寺・金堂・根本大塔・徳川家霊台・授戒がセットの「共通内拝券」は2,500円です。奥之院の参拝は無料。
- 所要時間:半日~1日(宿坊泊がおすすめ)
- アクセス:南海高野線「極楽橋駅」からケーブルカーで「高野山駅」へ。駅から南海りんかんバスで各エリアへ。車なら京奈和道「紀北かつらぎ IC」または「かつらぎ西 IC」から約40分。金剛峯寺前には約700台の駐車場があります。
▶ 関連記事:【高野山だけじゃない世界遺産】丹生都比売神社:伊都郡の静かな聖地を独り占めする極上の参拝ガイド/【角濱ごまとうふ総本舗】高野山ごま豆腐の伝統と歴史
2位アドベンチャーワールド|白浜町

動物園·水族館·遊園地がひとつになった、和歌山を代表するテーマパークです。じゃらんnetでは評価4.5(6,137件)と、県内でも特に満足度の高いスポットです。
なお、ジャイアントパンダ4頭は2025年6月に中国へ返還され、現在は展示されていません。その後も、ペンギンエリアの拡充や新しいマリンライブなど、新しい楽しみ方が増えています。
- 見どころ:サファリワールド(ケニア号で巡る草食動物エリア)、イルカやクジラが登場するマリンライブ「Always Together」、10種約470羽が暮らすペンギンワールド
- おすすめの人:子連れファミリー、動物好き、白浜温泉に泊まる人
- 口コミの傾向:「動物との距離が近い」「1日では回りきれない」という声が多い一方、「入園料が高め」「連休は混雑する」という意見もあります。
- 入園料(1日券):大人(18歳以上)5,300円、シニア(65歳以上)4,800円、中人(12~17歳)4,300円、小人(4~11歳)3,300円
- 営業時間:10:00~17:00(水曜を中心に休園日あり。繁忙期は時間が変わるため、公式カレンダーで確認)
- 所要時間:半日~1日
- アクセス:JR白浜駅から路線バスで約10分、南紀白浜空港からバスで約5分。車なら紀勢道「南紀白浜 IC」から約6kmです。
3位那智の滝·熊野那智大社·青岸渡寺|那智勝浦町

落差133m、一段の滝として日本有数の落差を誇る「那智の滝」と、熊野三山のひとつ「熊野那智大社」、西国三十三所第一番札所「青岸渡寺」が隣り合うエリアです。三重塔越しに滝を望む構図は、和歌山を代表する風景です。
- 見どころ:飛瀧神社のお滝拝所(滝をすぐ近くで見上げられる)、熊野古道の石畳が残る大門坂、三重塔
- おすすめの人:パワースポットめぐり、写真好き、熊野三山を巡る人
- 口コミの傾向:「滝の迫力に圧倒された」「大門坂から歩くと特別感がある」という声が多い一方、「石段が多くてきつい」という意見も。歩きやすい靴で行きましょう。
- 料金:参拝無料。お滝拝所舞台は大人300円、小中学生200円。
- 所要時間:2~3時間(大門坂から歩く場合)
- アクセス:JR紀伊勝浦駅から那智山行きバスで約30分。大門坂入口から山上までは徒歩30~40分が目安です。
4位熊野本宮大社·大斎原|田辺市本宮町

全国の熊野神社の総本宮で、熊野古道を歩く人の多くが目指す場所です。明治時代の水害まで社殿があった旧社地「大斎原(おおゆのはら)」には、高さ約34mの大鳥居が立ちます。
- 見どころ:幟の並ぶ石段参道、檜皮葵きの社殿、田んぼの中に立つ大斎原の大鳥居
- おすすめの人:熊野三山めぐり、熊野古道を歩く人、湯の峰・川湯など温泉と組み合わせたい人
- 口コミの傾向:「大鳥居の大きさに驚いた」「空気が澄んでいる」という声が多く、古道を歩いてたどり着いた感動を書く投稿も目立ちます。
- 料金:参拝無料
- 所要時間:1~1.5時間(大斎原を含む)
- アクセス:JR紀伊田辺駅からバスで約2時間、JR新宮駅からバスで約1時間20分。参拝時間は7:00~17:00です。
5位白良浜·白浜温泉|白浜町

白浜温泉は、道後·有馬と並ぶ「日本三古湯」のひとつ。県の統計でも「白浜温泉·椿温泉」は約309万人と、県内でも特に観光客の多いエリアです。外国人宿泊者数も白浜町が県内1位です。
- 見どころ:真っ白な砂浜が続く白良浜、海を目の前に入れる外湯「崎の湯」、温泉街の食べ歩き
- おすすめの人:家族旅行、カップル、夏の海水浴
- 口コミの傾向:「砂が本当に白い」「海の色がきれい」という声が多い一方、夏休みは駐車場が満車になりやすいという声もあります。
- 料金:砂浜は無料。外湯は有料。
- 所要時間:1時間~(温泉宿に泊まって過ごすのがおすすめ)
- アクセス:JR白浜駅からバス。大阪からは特急くろしおで約2時間30分。
6位三段壁|白浜町

高さ約50~60mの断崖が約2km続く、白浜を代表する絶景スポットです。エレベーターで地下の洞窟へ降りると、打ち寄せる波をすぐ近くで体感できます。
- 見どころ:展望台からの断崖、熊野水軍の船隅だったと伝わる洞窟
- おすすめの人:絶景好き、雨の日の観光先を探している人
- 口コミの傾向:「波の迫力がすごい」という声が多い一方、「洞窟は料金の割に短時間」という意見も。展望台だけなら無料で楽しめます。
- 料金:洞窟入場料1,500円(8:00~17:00、入場は16:50まで)
- 所要時間:30分~1時間
- アクセス:JR白浜駅から明光バス「三段壁」行きで約25分。車なら紀勢道「南紀白浜 IC」から約10分。
7位和歌山城|和歌山市

徳川御三家のひとつ、紀州徳川家の居城です。県の統計では「和歌浦·紀三井寺·和歌山城他」が約558万人と、県内で最も観光客が多いエリアになっています。
- 見どころ:天守閣からの紀ノ川と和歌山湾の眉望、時代ごとに異なる石垣、紅葉渓庭園、春の桜(日本さくら名所100選)
- おすすめの人:歴史好き、大阪からの日帰り、桜の季節
- 口コミの傾向:「駅から近く気軽に寄れる」「桜の時期が特にきれい」という声が多く、天守閣は外観復元のため「中は資料館」と書く投稿もあります。
- 料金:天守閣 大人410円、小中学生200円(9:00~17:30、入場は17:00まで)。城内の公園は無料。
- 所要時間:1~1.5時間
- アクセス:JR和歌山駅からバスで約10分、南海和歌山市駅から徒歩約10分。
8位熊野古道中辺路|田辺市

平安時代に皇族や貴族が熊野詣でに使った世界遺産の参詣道です。スペインの「サンティアゴ·デ·コンポステーラの巡礼道」と姉妹道で、海外から歩きに訪れる人も増えています。
- 見どころ:石畳と杉木立の道、道中に点在する「王子」と呼ばれる神社、本宮を見下ろす「伏拝王子」
- おすすめの人:歩く旅が好きな人、海外ゲスト
- 初心者向けコース:発心門王子から熊野本宮大社までの約7km。所要時間は約2.5時間が目安です。
- 注意点:山道です。トレッキングシューズ、雨具、飲み物を用意し、日没までに歩き終える計画を立てましょう。
9位橋杭岩|串本町

海岸から大島方向へ約850mにわたって、大小約40の岩が一列に並ぶ国の名勝·天然記念物です。串本町は観光客約210万人(県内4位)で、串本エリアの象徴的な風景です。
- 見どころ:岩の間から昇る朝日、干潮時に岩の近くまで歩ける海岸
- おすすめの人:朝日を撮りたい人、南紀をドライブする人
- 口コミの傾向:「朝日の時間に行くべき」「道の駅からすぐ見られて便利」という声が多く見られます。
- 料金:無料(道の駅くしもと橋杭岩に駐車場あり)
- 所要時間:30分~1時間
- アクセス:JR串本駅から車·バスで約5分
10位友ヶ島|和歌山市

加太港から船で約20分、明治時代の砲台跡が緑に包まれて残る無人島です。その雰囲気から「ラピュタの島」とも呼ばれ、SNSで人気が広がりました。
- 見どころ:レンガ造りの第三砲台跡(内部は暗いので懐中電灯があると安心)、1872年に初点灯した友ヶ島灯台
- おすすめの人:写真好き、探検気分を楽しみたい人、ハイキング好き
- 口コミの傾向:「写真映えする」という声が多い一方、「アップダウンが多くて想像以上に歩く」「休日は乗船待ちの列ができる」という声も。
- 料金:友ヶ島汽船 往復 大人2,500円、小人1,250円(2025年4月改定)。3~12月は水曜運休(祝日は運航)、1~2月は土日祝のみ運航、年末年始は運休。荒天時は当日朝に欠航が決まります。
- 所要時間:半日(島内の周遊コースは約2時間30分)
- アクセス:南海加太線「加太駅」から加太港まで徒歩約20分
和歌山県の観光スポットランキング11~20位
11位円月島|白浜町

島の中央にあいた丸い穴が特徴の小島で、正式名称は「高嶋(たかしま)」です。水平線に沈む夕日と島のシルエットは、白浜でも特に人気の撮影スポットです。
- おすすめの人:夕景を撮りたい人、カップル
- 口コミの傾向:「夕日の時間に合わせて行くべき」という声が大半。季節によって夕日が沈む位置が変わるため、時期を調べてから訪れる人もいます。
- 料金:無料(岸から眺めるスポット)
- 所要時間:15~30分
- アクセス:JR白浜駅からバスで約20分。三段壁·白良浜と合わせて回るのが定番です。
12位黒潮市場(和歌山マリーナシティ)|和歌山市

和歌山マリーナシティにある大型の海鮮市場です。毎日開催されるマグロの解体ショーが名物で、買った魚介をその場で焼いて食べられる浜焼きも人気です。
- おすすめの人:グルメ目的の人、雨の日の観光、子連れ
- 口コミの傾向:「解体ショーが迫力ある」「マグロが新鮮」という声が多い一方、「休日の昼は席が取りづらい」という声もあります。
- 料金:入場無料
- 営業時間:10:00~17:00(季節により変動。解体ショーの時間は公式サイトで確認)
- 所要時間:1~2時間
- アクセス:JR和歌山駅·南海和歌山市駅から和歌山バス「マリーナシティ行き」で約30~40分。車なら阪和道「海南 IC」から約10分。
13位潮岬(本州最南端)|串本町

本州の最南端にある岬です。岬の先には「望楼の芝」と呼ばれる広い芝生が広がり、太平洋を一望できます。
- 見どころ:68段のらせん階段を上る潮岬灯台、「本州最南端訪問証明書」をもらえる潮岬観光タワー
- おすすめの人:南紀ドライブ、「最南端」を記念にしたい人
- 料金:潮岬灯台 中学生以上300円、潮岬観光タワー 大人300円
- 注意点:風が強い日が多いので、帽子や荷物に気をつけましょう。
- アクセス:JR串本駅から潮岬行きバスで約20分。橋杭岩とセットで回るのがおすすめです。
14位紀三井寺|和歌山市

西国三十三所の第二番札所で、和歌山でも特に早く桜が咲く名所として知られています。山の上にある境内からは、和歌浦を一望できます。
- 見どころ:本堂へ続く石段、巨大な千手観音を祀る仏殿とその展望回廊、春の桜
- おすすめの人:桜の季節、御朱印めぐり、和歌山城と合わせて回りたい人
- 料金:石段を歩いて参拝すれば無料。ケーブルカー利用時や車で境内に入る場合は参拝料400円(小中学生·70歳以上200円)、ケーブルカーは片道200円(8:30~16:30)。拝観時間は8:00~17:00。駐車場は北門300円、山上700円。
- アクセス:JR紀三井寺駅から徒歩約10分
15位熊野速玉大社|新宮市

熊野三山のひとつです。境内には樹齢約1,000年とされる、天然記念物のうなぎの大樹が立ちます。バスの乗り継ぎが少なく、熊野三山のなかでは駅から歩ける訪れやすい場所です。
- 見どころ:朱色の社殿、うなぎの大樹、国宝を含む神宝を収めた神宝館、近くの神倉神社(538段の石段)
- 料金:参拝無料(神宝館は有料)
- 所要時間:40分~1時間
- アクセス:JR新宮駅から徒歩約15分
▶ 関連記事:熊野信仰発祥の地·神倉神社|ゴトビキ岩
16位湯の峰温泉つぼ湯|田辺市本宮町

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に登録されている、入浴できる珍しい温泉です。岩の間にある小さな湯船で、湯の色が日によって変わると言われます。
- おすすめの人:温泉好き、熊野本宮と合わせて回る人
- 口コミの傾向:「世界遺産に入れるのはここだけ」という特別感を評価する声が多い一方、休日は順番待ちが長くなるという声もあります。
- 料金:大人800円、12歳未満400円(公衆浴場の利用料を含む)
- 営業時間:6:00~21:00(入浴券は20:30まで)、1組30分ずつの交代制
- アクセス:熊野本宮大社からバス・車で約10分
17位丹生都比売神社|伊都郡かつらぎ町

高野山の鎮守で、全国の丹生神社の総本社です。標高約450mの「天野の里」にあり、高野山とともに世界遺産に登録されています。朱塗りの太鼓橋「輪橋」は、伊都郡を代表する風景です。
高野山に比べると人が少なく、「静かに参拝できる世界遺産」として知る人ぞ知る穴場です。令和7年のかつらぎ町の観光客は約143万人で、県内の市町村で7位です。
- 見どころ:輪橋と朱色の楼門、畑や棚田が広がる天野の里の景色
- おすすめの人:混雑を避けて世界遺産を訪れたい人、高野山参詣と合わせたい人
- 料金:無料(境内は24時間参拝可、授与所は8:45~16:30)。駐車場無料。
- アクセス:京奈和道「かつらぎ西 IC」から車で約20分(山道のため運転に注意)
神社の歴史や参拝のポイントは丹生都比売神社の参拝ガイドで、ふもとの「かつらぎ温泉 八風の湯」と組み合わせた1日の回り方は八風の湯~丹生都比売神社の最強日帰り観光ルートで詳しく紹介しています。
18位たまステーション貴志駅|紀の川市

猫の駅長で世界的に知られる、和歌山電鐵貴志川線の終点駅です。現在は初代「たま」の後を継いだ三毛猫「ニタマ」が駅長を務めています。
- 見どころ:猫の顔をかたどった駅舎、「たま電車」などの観光列車
- おすすめの人:猫好き、鉄道好き、子連れ、海外ゲスト
- 注意点:駅長の勤務日は決まっています。会いたい場合は、和歌山電鐵公式サイトの勤務予定を確認してから出かけましょう。駅には駐車場がないため、電車での訪問がおすすめです。
- アクセス:JR和歌山駅から和歌山電鐵貴志川線で約30分
19位龍神温泉|田辺市龍神村

「日本三美人の湯」のひとつに数えられる、山あいの温泉地です。高野山とは「高野龍神スカイライン」で結ばれており、高野山観光の後に足を延ばす人も多い場所です。
- 見どころ:日帰りで入れる共同浴場「龍神温泉 元湯」、日高川沿いの温泉街、秋の紅葉
- 料金:元湯 大人800円、小学生400円(7:00~21:00、冬季は変動あり)
- 注意点:スカイラインは冬季に路面凍結や通行規制があります。冬は道路情報を確認してから出発しましょう。
- アクセス:高野山から高野龍神スカイライン経由で車約1時間30分、JR紀伊田辺駅からバス。
20位白崎海洋公園|由良町

石灰岩の白い岩肌と青い海のコントラストから「日本のエーゲ海」とも呼ばれる絶景スポットです。展望台からは紀伊水道を一望でき、夕日も楽しめます。
- おすすめの人:絶景ドライブ、写真好き、キャンプ・ダイビング
- 料金:入園無料(道の駅白崎海洋公園に駐車場あり)
- アクセス:公共交通は本数が少ないため、車での訪問が便利です。
エリア別のおすすめ観光スポット
和歌山県の観光は、大きく5つのエリアに分けると計画を立てやすくなります。大阪からの所要時間は車でのおおよその目安です。
| エリア | 主な市町村 | 代表スポット | 大阪からの目安 | おすすめの日程 |
| 和歌山市·紀北 | 和歌山市·紀の川市·海南市 | 和歌山城、友ヶ島、紀三井寺、黒潮市場、貴志駅 | 約1時間 | 日帰り |
| 高野山·伊都郡 | 高野町·かつらぎ町·九度山町 | 高野山、丹生都比売神社、九度山、八風の湯 | 約1.5~2時間 | 日帰り~1泊 |
| 有田·中紀 | 有田市·湯浅町·由良町·御坊市 | 湯浅の町並み、白崎海洋公園、道成寺 | 約1.5時間 | 日帰り |
| 白浜·田辺 | 白浜町·田辺市 | アドベンチャーワールド、白良浜、三段壁、円月島 | 約2.5時間 | 1泊~ |
| 熊野·那智勝浦·串本 | 田辺市本宮町·新宮市·那智勝浦町·串本町 | 熊野三山、那智の滝、熊野古道、橋杭岩、潮岬 | 約3~4時間 | 1~2泊 |
北の和歌山市·高野山エリアと、南の熊野·串本エリアを同じ日に回るのは大変です。初めてなら、「北の日帰り」か「南紀で泊まる旅」のどちらかに絞ると無理がありません。
地元メディアが推す伊都郡の穴場
高野山のふもとに広がる伊都郡(かつらぎ町·九度山町·高野町)は、「高野山に行く途中に通り過ぎるだけ」になりがちな場所です。しかし実際には、かつらぎ町だけで年間約143万人が訪れ、県内の市町村で7位に入っています。
地元で取材を続けている編集部が、ランキングとは別におすすめしたいのが次のスポットです。
いちばんのおすすめは「八風の湯~丹生都比売神社」の日帰りルート
世界遺産の丹生都比売神社を午前中に参拝し、天野の里やかつらぎ町内でランチをとり、夕方は「かつらぎ温泉 八風の湯」で温まる。そんな1日で完結するルートです。
- 丹生都比売神社:輪橋での撮影は、人が少ない午前の早い時間が狙い目です。
- ランチ·カフェ:自家製こんにゃくが名物の店、天野の野菜を使うカフェ、高野山麓の農家カフェなど、目的に合わせて選べます。
- 八風の湯:塩分を多く含む「化石海水」の温泉で、湯冷めしにくいのが特徴です。京奈和道「紀北かつらぎ IC」から車で約3分、JR笠田駅から徒歩約5分。
子連れ·カップル·三世代などターゲット別の回り方や、周辺のグルメ情報はこちらで詳しくまとめています。
▶ 八風の湯~丹生都比売神社の最強日帰り観光ルート&周辺絶品グルメ【和歌山·かつらぎ町】
そのほかの伊都郡のおすすめ
- 九度山(九度山町):真田昌幸・幸村親子が暮らした町。真田ミュージアムや、高野山の政所だった慈尊院があります。
- 高野山町石道:九度山の慈尊院から高野山まで続く、約20km(慈尊院~大門で約19.4km)の世界遺産の参詣道。一部区間だけ歩くこともできます。
- 花園エリア(かつらぎ町):花園BASEや小原洞窟恐竜ランドなど、高野山の奥で自然体験を楽しめる山間エリアです。
- フルーツ狩り:かつらぎ町・九度山町は果物の産地。季節ごとに桃・ぶどう・柿などを楽しめます。
▶ 関連記事:花園BASE完全ガイド|料金·コテージ·古民家·キャンプ·口コミ·アクセス/KIGURI CAFEと四郷のまち|かつらぎ町の絶品スイーツと串柿の里/【最新】伊都地方ラーメン徹底比較
目的別·季節別のおすすめ
目的別
| 目的 | おすすめスポット |
| 子連れ·ファミリー | アドベンチャーワールド、白良浜、黒潮市場、貴志駅、花園エリア |
| 世界遺産·パワースポット | 高野山、熊野三山、熊野古道、丹生都比売神社、つぼ湯 |
| 絶景·写真 | 那智の滝、橋杭岩(朝日)、円月島(夕日)、友ヶ島、白崎海洋公園 |
| 温泉 | 白浜温泉、勝浦温泉、湯の峰温泉、龍神温泉、八風の湯 |
| 雨の日 | 黒潮市場、三段壁洞窟、和歌山城天守閣、高野山の霊宝館·宿坊体験、八風の湯 |
| カップル | 円月島の夕日、白浜温泉、友ヶ島、丹生都比売神社と周辺カフェ |
| 海外からのゲストと | 高野山の宿坊、熊野古道、貴志駅、黒潮市場 |
季節別
- 春(3~5月):紀三井寺・和歌山城の桜。紀三井寺は県内でも早く桜が咲く場所です。熊野古道を歩くにも快適な季節です。
- 夏(6~8月):白良浜などの海水浴、川遊び。平地より涼しい高野山も避暑に向いています。かつらぎ町では桃の季節です。
- 秋(9~11月):高野山、龍神温泉の紅葉。伊都郡ではぶどう・柿の収穫が最盛期を迎えます。
- 冬(12~2月):温泉とマグロなどの味覚、橋杭岩の朝日。高野山や山間部は路面凍結に注意が必要です。
和歌山観光のモデルコース
【大阪から日帰り】丹生都比売神社と八風の湯
- 午前:京奈和道「かつらぎ西 IC」から丹生都比売神社へ(約20分)。人の少ない時間に参拝。
- 昼:天野の里やかつらぎ町内でランチ。
- 午後:九度山に立ち寄るか、カフェで一息。
- 夕方:八風の湯で入浴して帰路へ。
▶ 詳しい回り方とグルメは、八風の湯~丹生都比売神社の最強日帰り観光ルートで紹介しています。
【大阪から日帰り】和歌山市をまるごと
- 午前:友ヶ島(加太港9:00台の便で渡る)
- 昼:加太で海鮮ランチ
- 午後:和歌山城 → 紀三井寺
- 夕方:黒潮市場でお土産を買って帰路へ
【1泊2日】高野山と伊都郡
- 1日目:九度山(真田ゆかりの地)→ 丹生都比売神社 → 高野山へ。夕方に壇上伽藍を拝観し、宿坊に泊まる。
- 2日目:朝の勤行 → 奥之院 → 金剛峯寺。帰りに八風の湯で温まる。
→ 時間があれば、高野龍神スカイラインで龍神温泉へ足を延ばすプランも組めます。
【1泊2日】白浜
- 1日目:アドベンチャーワールド(ほぼ1日)。白浜温泉に泊まる。
- 2日目:白良浜 → 三段壁 → 崎の湯 → 円月島で夕日。
【2泊3日】熊野三山と南紀
- 1日目:白浜観光 → 熊野古道中辺路方面へ。湯の峰温泉に泊まる。
- 2日目:発心門王子から熊野本宮大社まで歩く → 大斎原 → 新宮へ。熊野速玉大社を参拝し、勝浦温泉に泊まる。
- 3日目:大門坂 → 那智の滝·熊野那智大社 → 橋杭岩 → 潮岬。
和歌山観光の回り方とアクセスの注意点
主なアクセス手段
- 高野山へ:南海なんば駅から南海高野線で極楽橋駅へ、ケーブルカーに乗り換えて高野山駅へ。
- 白浜·勝浦へ:JR新大阪駅·天王寺駅から特急「くろしお」。東京方面からは羽田空港→南紀白浜空港の空路もあります。
- 和歌山市へ:JR阪和線で和歌山駅へ、または南海本線で和歌山市駅へ。関西空港からも近い立地です。
- 車の場合:紀北・伊都郡は京奈和自動車道、白浜・南紀は阪和自動車道から紀勢自動車道へ。
回る前に知っておきたいこと
- 南北の移動に時間がかかる:高野山から白浜や熊野へは、どのルートでも山道を含む长距離の移動になります。移動時間には余裕をもちましょう。
- 熊野·山間部は車が便利:バスは本数が限られます。公共交通で回る場合は、帰りの便も先に確認しておきましょう。
- 冬の山道に注意:高野山や高野龍神スカイラインは、冬に路面が凍結することがあります。スタッドレスタイヤやチェーンを用意しましょう。
- 船·屋外のスポットは天候次第:友ヶ島汽船は荒天で欠航します。熊野古道も大雨の日は無理をしないことが大切です。
- 連休は宿の予約を早めに:宿坊や白浜の温泉宿は、紅葉シーズンや夏休みに埋まりやすくなります。
和歌山の観光についてよくある質問
和歌山で一番人気の観光地はどこですか?
観光客数が最も多いのは、和歌山城や和歌浦のある和歌山市周辺(令和7年で約558万人)です。白浜温泉·椿温泉(約309万人)や串本(約206万人)も多くの観光客を集めています。スポット単位では、高野山とアドベンチャーワールドが二大定番です。
大阪から日帰りで行けるおすすめは?
和歌山市(和歌山城·友ヶ島·黒潮市場)と、高野山·伊都郡(丹生都比売神社·八風の湯)が日帰りに向いています。白浜も日帰りは可能ですが、泊まると余裕をもって楽しめます。
子連れにおすすめの観光スポットは?
アドベンチャーワールドが定番です。ほかにも、白良浜、黒潮市場、猫の駅長のいる貴志駅、花園エリアの自然体験が子どもに人気です。
アドベンチャーワールドにパンダはいますか?
ジャイアントパンダは2025年6月に中国へ返還され、現在はいません。ペンギンやマリンライブ、サファリワールドなどで楽しめます。
高野山と白浜は同じ日に回れますか?
移動だけで数時間かかるため、おすすめしません。高野山で宿坊に泊まり、翌日に龍神温泉経由で南へ向かうなど、日を分けて計画しましょう。
和歌山観光のベストシーズンは?
気候が穏やかで歩きやすい春(3~5月)と秋(10~11月)がおすすめです。夏は海、秋は高野山の紅葉と、目的に合わせて選ぶのもよいでしょう。
雨の日におすすめの場所は?
黒潮市場、三段壁洞窟、和歌山城天守閣、高野山の霊宝館、八風の湯などの温泉施設が向いています。
人が少ない穴場の世界遺産はありますか?
かつらぎ町の丹生都比売神社がおすすめです。高野山とともに世界遺産に登録されていますが、比較的静かに参拝できます。入場無料で、八風の湯と組み合わせた日帰りも人気です。
まとめ|定番と穴場を組み合わせて和歌山を楽しもう

和歌山県の観光は、世界遺産の高野山と熊野三山、白浜の海と温泉、和歌山市の城とグルメと、エリアごとにまったく違う魅力があります。
- 初めてなら:高野山か白浜のどちらかを拠点に
- 子連れなら:アドベンチャーワールドと白浜温泉
- 歩く旅なら:熊野古道と熊野三山
- 大阪から気軽になら:和歌山市か、高野山麓の伊都郡
なかでも伊都郡は、大阪から近く、世界遺産·温泉·グルメを1日で楽しめるエリアです。高野山への通り道としてだけでなく、ぜひゆっくり立ち寄ってみてください。
▶ 八風の湯~丹生都比売神社の最強日帰り観光ルート&周辺絶品グルメ【和歌山·かつらぎ町】
参考文献·参考資料
- 和歌山県「観光客動態調査」
- 和歌山県「令和7年 観光客動態調査報告書」
- 和歌山県「令和7年 観光客入込速報値」
- 高野山真言宗 総本山金剛峯寺「参拝時間·拝観料」
- アドベンチャーワールド公式サイト
- じゃらんnet「アドベンチャーワールド」
- 熊野本宮観光協会「つぼ湯」
- 紀三井寺公式サイト
- 黒潮市場公式サイト
- Walkerプラス「和歌山城 料金」
- るるぶ&more「三段壁洞窟」
- るるぶ&more「友ケ島」
- るるぶ&more「龍神温泉 元湯」
- JEEPE「熊野那智大社ガイド」
- JEEPE「潮岬ガイド」
- 旅行読売「たまステーション貴志駅」
- まっぷる「和歌山の人気観光スポットランキング」
- 西国三十三所「第二番 紀三井寺」
- 友ヶ島汽船「料金改定のお知らせ」
- 和歌山市「友ヶ島 時刻表及びアクセス」
- アドベンチャーワールド「営業時間」
- るるぶ&more「熊野本宮大社」
- るるぶ&more「高野山」